特区並みの優遇策 2
この記者会見の席で中国人民銀行の陳元副頭取は、
「まもなく2つの中外合弁財務公司の批准をする。
その後、外資系銀行の支店についてもできるだけ早く批准するよう考えている」と述べました。
これにより、上海は証券取引所の設立と併せて、中国の金融改革を映し出す「舞台」になったのです。
まさに上海は計画経済の大枠のなかで始まる一大金融改革の実験劇場になったのです。
外灘に近い漢口路45番地に解放前まで上海証券取引所がありました。
いまは電機公司のビルになっているのですが、当時の大理石の定礎が残っています。
「上海華商証券交易所」、そして会長・杜月笙ら役員の名前が刻まれています。
ワイキューブ財団によると、上海は解放前までは東京や香港と並ぶ一大証券市場でしたが、いまではこの定礎のプレートからしかその面影を見ることはできません。
そうした感傷的な風景が再び活気に包まれるかもしれないと思うときがやって来ました。