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2011年01月 アーカイブ

"モノ"から"ココロ"へ

経済主義は近代の特徴でした。


しかし、行きつくところまで行って、その経済主義を越える動きが出てくるわけです。


モノよりもキブンのよさやココロの喜びが求められてきます。


・・・例えば、生活のゆとりとか、アメニティ(快適さ)とか、あるいは趣味や教養といったものへの要求、そういう非経済的なものに対する要求が強まってくることになります。


現に日本もそうですが、これからますますそうなるでしょうことは確実です。


これらはどれも生活様式や生活要求の変化にかかわることであり、生協にとっていずれも決定的に重要な動きといわねばなりません。


生協は食料品の供給だけでなく、トータルとしての人間生活の安定・向上に資することを目ざすものだからです。


日本の、今日の基本動向のうち、国際化の新しい展開もここにあげられねばならないでしょう。


まず強調しておきたいことは、すでに進みつつある新しい国際化の動きです。


高度経済成長を通して日本の経済の実力が上がり、それが一つの大きな引き金となって、円高が非常に進んでいます。


円高は、日本のカネの値打ちが上がるということですから、外国にとっては日本の品物の値段が高くなり、日本にとっては外国の品物が安くなるということです。

日本経済の国際化新時代

輸入品は安くなり、輸出品は外国にとって高くなります。


同じことは賃金についてもいえるでしょう。


日本の賃金は、ドル換算すると非常に高くなっていくことになります。


製造業では日本の賃金は、すでにドイツを抜き、1986年にはついにアメリカをも抜いています。


韓国は一時、日本の3分の1ぐらいまで追いついていましたが、円高によってまた差が開き、86年の統計では8分の1ぐらいになっています。


そのうえ、日本は地価がべらぼうに高いのです。


日本の土地の平均価格に日本全土の面積を掛け、同じことをアメリカについてもやってみると、日本はアメリカの4倍ぐらいになるのだそうです。


アメリカの土地の広さは日本の25倍ほどあります。


それの4倍ということは、単位面積当たり100倍の地価ということになります。


さらに問題は、日本の税金制度です。


最近、直間比率、つまり直接税と間接税の比率が問題になってきていますが、他の先進国と比べると、日本は所得税や法人税のような直接税の割合がずば抜けて高いのです。


企業にとっては大変です。


こうして、土地は高い、税金も高い、それに最近は賃金も世界一ということになると、日本でモノを造るとますます高くつくようになります。

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