がんばる小企業 3
ニューヨークの庶民には、国内線では広大なラガーディア空港より、ハドソン川を渡ればすぐというこの空港に親しみが持てるのにちがいありません。
また、全従業員が株主という家族主義経営も、単に経費節減以上の効果を持ったことでしょう。
しかし、順風満帆にみえたピープル・エクスプレスも、いつまでも昇り調子とはいかず、曲がり角にさしかかりつつあるようです。
50ドルにまではね上がった株価は、急落してしまいました。
自ら仕掛けた競争ではありましたが、路線の拡大とともに壁につき当たったにちがいありません。
ですが、人を驚かせたのは、1985年にバーが3億ドルでフロンティア航空を買収したことです。
今後の問題はこうして、小さな会社が大手の陣営に食い込んだものの、これからの経営はこれまでとはまったく異なる点でしょう。
業界のある古手は、デレギュレーション時代の航空業について、
「私は大も小も、航空会社はうまくやっていけると思っている。
問題が起きるのは、小会社が大きくなろうとして、アメリカンやユナイテッドのような真の巨獣に挑戦しなければならないときであろう」
・・・と述べています。